自由民主党山口県第2選挙区支部長 前内閣官房地域活性化統合事務局長

山本しげたろう

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しげたろうの思い

 
 

16.ヨーロッパの憂い

 

 産業革命の母国イギリスをはじめ、最初に経済成長を実現したヨーロッパは、世界で最も豊かな暮らしを享受しています。そのために最も多くの食料とエネルギーを消費しています。その結果、気候変動に対する危機意識が一番進んでいます。自分たちだけでなく、日本や韓国、台湾、さらには中国インドと経済成長を遂げ、世界の大半の人々が同じような生活を始めれば、地球は破滅してしまうという認識です。

 世の中のオピニオンリーダーだけでなく、一般庶民がそのような強い危機意識を持っています。そして、それが強い政治的力となって、地球環境問題は、近年の欧州の中心的政治課題であり続けてきました。この力が、都市の財源で農林水産業を主体とする地方を支える政策、都市単位で低炭素化の試みを競い合う政策など、我が国の十年先を進んでいる欧州連合の共通政策を支えています。

 産業技術の分野では、日本は世界をリードする力を持っていますが、仕事と暮らしを通じた領域では、まだまだ十分な努力がなされているとはいえません。いずれにしても、本当の意味での目指すべき指針は、まだヨーロッパにも日本にも確かなものは存在しないというのが現実です。