自由民主党山口県第2選挙区支部長 前内閣官房地域活性化統合事務局長

山本しげたろう

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しげたろうの思い

 
 

18.日本人の優しさに驚く

 

 産業革命で実現した圧倒的な経済力と軍事力を背景に、世界に進出を始めた西欧列強は、インド、インドシナ、中国を経てやがて日本に到達します。19世紀の幕末に日本にやってきた軍人や外交官が本国に書き送った復命書や手紙などから、彼らの目に映った当時の日本の様子を知ることができます。

 彼らはまず、日本人の謙虚な態度に驚きます。アジアの東の果ての島国で未開の蛮族に遭遇してもおかしくないと考えていた地で、我を主張せず控え目に暮らす文明人に出会うのです。次に日本人の優しさに驚きます。お互いを思いやって暮らす。自分たち異邦人に対しても分けへだてなく、興味を持って優しく付き合う。このことに感激しているのです。

 そして何よりも感動しているのは、子供たちの朗らかな笑顔です。やさしい大人に見守られて、何の屈託もなく笑いながら遊ぶ子供たちの様子に驚いています。産業革命の百年をへて、トコトン環境の荒廃したロンドンで、チャールズ・ディケンズが描写する子供たちの姿を思い浮かべれば、彼らの驚きも想像がつく気がします。

 自然、天然の力による農業を極めた高度な社会における人々の暮らしと、長い間に地球に蓄えられたエネルギー資源を一気に収奪する形で生産力を急速に高めた工業社会の暮らしぶりの鮮やかなコントラストを見る思いです。