自由民主党山口県第2選挙区支部長 前内閣官房地域活性化統合事務局長

山本しげたろう

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しげたろうの思い

 
 

25.平成二十二年・年頭所感

2 第二選挙区の課題

 山口県第二選挙区には、国策にかかわる枢要な課題が多い。

 その第一は、岩国の米軍基地の在り方である。わが国の安全保障政策に関する基本方針が、新政権において動揺していることが、この地域にも著しい混乱をもたらしている。
 戦後、経済大国への歩みを進める中で、軍事大国とならないこと、核武装しないことを基本としてきたわが国にとって、国民の安全は日米同盟を基軸として確保するほか道はない。米国の抑止力は、今後とも我が国の安全保障の拠り所である。そのため、冷戦後、とくに9・11後の世界やアジア太平洋地域の安全保障環境の変化も踏まえて、長年の日米協議を積み重ねて米軍再編の方針の合意に至ったものである。
 これは一つのパッケージとして合意されており、覆すことは至難である。あえて試みれば合意は無に帰し、振り出しに戻る恐れもある。

 

 どちらにしても、失うのは貴重な時間だ。わが国として、日米合意を前提に、岩国基地を維持運用せざるを得ないということであれば、政府は万難を排して、地元の負担軽減のために全力を挙げるべきは当然である。
 幸い、新年度予算では、岩国の民間空港を、国の責任で再開させるために必要な経費が計上されるとともに、愛宕山の開発跡地を、米軍再編関連施設用地として買い入れるために必要な予算が計上された。

 連立内閣は「見直す」と言葉では言いつつ、現実には米軍再編の基本方針が動かしがたいものであることを、自ら認めたものと受け止めている。

 もうひとつは、地域経済の現況である。経済、産業構造からみて、山口県は、日本の縮図といえる。高度成長をリードした臨海部。その余の大部分の領域を占める中山間地域における農林水産業の衰退。100年に一度の経済危機と言われた昨年来の状況から未だ脱し切れていない現況の中で、需給ギャップを埋める景気対策を無謀にも後退させ、さらに地域産業再生戦略を全く欠いた政策態度が、地域のあらゆる経済主体の不信を招いている。

 この二つの領域は、国において国策として、責任を持って方針を打ち立てこれを推進すべきものである。